税理士会の会合では、「税理士試験に挑戦する人が減っている」という話を耳にしました。
また、会計事務所が事務員の募集をしても、「良い人材が応募してこない。」という話も聞きます。
もし、今、当事務所で事務員を募集するとしたら、どんな人を採用したいかについて考えてみました。
私の理想としては・・・
年齢:20歳代か30歳代前半
知識:日商簿記2級以上が望ましいですが、必須ではありません。採用後に簿記3級から勉強してもらえば良いと思います(簿記1級はオーバースペックと考えます)
経験:あえて経験がない方が、他の事務所のクセがなくて好都合だと思っています
常識:身だしなみが一番大事で、挨拶、言葉使いが普通にできる人
・・・でしょうか。
たとえば、銀行、証券会社出身の人であれば、身だしなみ、挨拶、言葉使いは大丈夫だと思います。融資をお客様にアドバイスできれば最高だと考えています。
当事務所にも銀行出身者が居りますが、「銀行も企業にとっては不可欠で、仕事にやりがいがあったが、事業計画の作成や、経営の意思決定のアドバイスとなると税理士などの専門家頼みのところが多く歯がゆい思いをしていた」と言っていました。金融機関にお勤めで、同様の考えを持つ人が他にもいるのではないかと思います。
当事務所では、会計(記帳代行業務)、税務(申告、相談)でお客様から報酬を頂いておりますが、サービス業である以上、お客様に喜んで頂かないと会計事務所としての存続は難しいと考えております。お客様に更に喜んで頂けるサービスを提供していこうと、常に変革をしています(事務員は大変ですが・・・)。
決して高い給料は払えませんが、お客様に喜んで頂ける、やりがいのある仕事だと思っています。現在、賞与を支給しない代わりに、事務所の年間利益を事務員に分配する方法を模索中です。事務員もやる気のある元気な事務所でありたいと願っております。