当社で記帳代行を受けている場合には、なるべく「車両費」という勘定を使っています。
会社で使用する車両に係る経費は下記の通り種類が多くあり、次のような勘定科目が使われています。
〇ガソリン代、軽油代・・・「燃料費」勘定など
〇車検費用、修理代・・・「修繕費」勘定など
〇各種税金・・・「租税公課」など
〇自賠責保険、任意保険・・・「保険料」など
このような勘定科目で処理されているのが一般的です。簿記の学習でもこのように習いました。
メリットは勘定科目ごとに消費税の区分を設定できる事ですが、デメリットとしては、勘定科目がバラバラで、車両の維持にいくらかかるかは各勘定科目から抽出してこないと分からない事です。車両に係る費用を「車両費」勘定に集約すれば維持費が分かりやすくなります。ただし、消費税の区分はそれぞれ判断しなければなりません。
「車両費」勘定の摘要欄には、車両ナンバーを入れるようにすれば、摘要の検索で、車両ごとの費用を集計することもできます。
常に車両ごとに管理したければ、補助科目に車両ナンバーを設定することも有効ではないでしょうか。
(20220905 高橋)